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最適設計を用いて省エネと制振性能を高めた、全軸サーボトラバース取出ロボット「YCシリーズ」に新機種追加

2012.04.02

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株式会社ユーシン精機は、最新の最適設計を用いて省エネと制振性能を高めた、全軸サーボトラバースタイプ取出ロボット「YCシリーズ」 に新たに2機種を投入し、4月2日から受注を開始いたします。

今回新発売する2機種は、2011年7月に発売を開始した「YCシリーズ」の小型機種にあたり、対象成形機型締力60tf(トン)以下対応の「YC-30」と同30~80tf対応の「YC-70」です。それぞれ製品側アームのみのSタイプと、製品側・ランナ側の両アームを持つDタイプをラインアップしています。 今回新発売の2機種と、既販の7機種を含めた9機種にて、成形機型締力30tf(トン)クラスから450tf(トン)クラスまでのラインアップが揃うことになり、お客様のYCシリーズを選択いただける幅が広がります。

価格は本体定価(消費税別)で、「YC-30」が 240万円、「YC-70」が 260万円より。販売目標は、新発売の2機種で年間約300台、既販の7機種を含めたYCシリーズ全体9機種では年間1,500台を見込んでおります。

YCシリーズの特長
最適設計(※1)を取り入れ、論理的に軽量化、省エネを実現。また振動減衰性能も向上させサイクルタイム全体の短縮にも貢献。そして豊富な標準機能、新しいソフト機能も搭載。

  1. 1. 省エネ
  2. 2. 最適設計を採用しモータの小型化を実現。従来機比26%の省電力化を達成。
  3. 3. ECO吸着(※2)を標準装備することで、エア消費量最大75%削減。
  4. 4. 新機能エコモニタ(※2)を採用し、電気・エア消費量のリアルタイムチェックが可能。
  5. 5. 制振性
  6. 6. 最適設計+ CFRP(炭素繊維強化プラスチック)素材を使用+制振制御。これらの組み合わせにより従来機比72%の整定時間短縮を実現。
  7. 7. 振動減衰性能の向上は安定した取出し、搬送にも貢献。 
  8. 8. 豊富な標準機能
  9. 9. 従来機のオプション項目8機能を標準装備化。
  10. 10. 新機能「予知保全」機能を標準装備。故障につながる兆候を検出しアラーム表示。予防保全から予知保全へ進化。

【補足】
※1 「最適設計」 ロボットの機構やその動きを考慮してCAE(コンピュータ支援技術)により理論的な最適形状を求める手法を最適設計と言い、近年、航空機や自動車部品などを軽量かつ信頼性の高い構造にするために使われ始めた世界最新の設計手法。
※2  ECO吸着、エコ吸着、ECOモニタ、エコモニタは株式会社ユーシン精機の登録商標

【ユーシン精機 広報】
この件に関するお問い合わせ
広報担当:営業管理部 稲野、藤田
電話:075(933)9555
本社:京都市伏見区久我本町11-260