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サーボトラバース取出ロボット「HSTシリーズ」を発売

2014.04.01

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射出成形機用取出ロボット専業メーカーの㈱ユーシン精機(社長/小谷眞由美、本社/京都市、資本金/19億8,566万円)はこのほど、最新の最適設計を用いて高速化と制振性能を高めた、サーボトラバースタイプ取出ロボット「HSTシリーズ」 3機種を開発、4月1日から発売を開始する。

今回の「HSTシリーズ」は、現行発売機種「RAII-α-HSシリーズ」の後継にあたるもので、完全フルモデルチェンジ。  4月1日に発売されるのは、対象成形機型締力100~220tf(トン)に対応の「HST-150」、同180~300tf対応の「HST-250」、同280~450tf対応の「HST-400」の合計3機種で、「HST-150」には製品側アームのみのSタイプと製品側・ランナ側の両アームがあるDタイプ、「HST-250」、「HST-400」にはSタイプ、Dタイプに加えて両側共製品取出アームのDSタイプがある。

新製品の特長

 最適設計(※)を取り入れ、論理的に軽量化、高速化を実現。また振動減衰性能も大幅に向上させサイクルタイム全体の短縮にも貢献。豊富な標準装備を搭載。

  1. ①高速
  2. ②最適化技術により駆動部を約72.5kg削減、従来機比25.4%の軽量化に成功。それにより駆動モータを大型化せずに従来機比9.2%の高速化を実現。
  3. ③最適化技術により、単なる軽量化ではなく最適な状態且つ高い剛性の確保に成功。
  1. ①制振
  2. ②最適設計+ CFRP(炭素繊維強化プラスチック)素材+制振制御。これらの組み合わせにより整定時間98.6%の短縮を実現。
  3. ③振動減衰性能の向上は安定した取出に貢献。
  1. ①豊富な標準機能
  2. ②従来機のオプション項目6機能を標準装備化。

価格は本体定価(消費税別)で、「HST-150S」が550万円、「HST-250S」が590万円、「HST-400S」が 640万円 。販売目標は、年間約200台を見込んでいる。

【補足】 ※ 「最適設計」
ロボットの機構やその動きを考慮してCAE(コンピュータ支援技術)により理論的な最適形状を求める手法を最適設計と言い、近年、航空機や自動車部品などを軽量かつ信頼性の高い構造にするために使われ始めた世界最新の設計手法。

【ユーシン精機 広報】
この件に関するお問い合わせ
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