若手社員のクロストーク入社前と入社後のイメージ

学内の就活イベントでユーシン精機を知りました。京都のメーカーのブースがいっぱい出ていたので、まずは食べず嫌いせず、全部行こうと思いました。中でもユーシン精機にピンときたのは、身近にあるプラスチック製品に関わるロボットをつくっているということと、その分野において世界シェアが高いということでした。元々、僕は滋賀県の出身なのですが、京都という身近な場所にプラスチックという世の中になくてはならない分野で世界的に活躍している会社があることに感動しました。

京都＋メーカーで就活をしていました。その中で見つけた1社がユーシン精機でした。はじめは”取出ロボット”というキーワードには正直ピンとこなかったのですが、世界シェアが高いということを聞き、どんな商品なのか興味を持つようになりました。はじめて取出ロボットを見せてもらった時は驚きましたね。産業用ロボットのイメージは多関節ロボットだったので『こういうロボットもあるんだ』という感覚。しかも、この製品が生活に欠かせないプラスチックの製造にあたって重要な役割を担っているロボットだと伺い、『こんなにも重要なロボットが自分の知らない形だったなんて…』というギャップというか面白さみたいなものを感じ、惹かれていきました。

大学の授業で京都は私が思っていたよりもはるかに工業が盛んであるということを知りました。『京都は観光業だけじゃなく製造業でも世界に誇れるんだ！』ということに驚き“京都のメーカー”で就職先を探しはじめました。その中でユーシン精機に興味を持ったのは、女性が働きやすそうな会社だと思えたから。製造業＝男性のイメージがあったのですが、ユーシン精機は社長が女性だったので、そういう方が上にいる会社は女性も働きやすいのだろうなと思いました。

僕は高専卒です。在学中はロボコン部に所属していました。部活を引退した後もロボット研究を続けていました。当時、自動車業界で使われている多関節ロボットの研究をしており、ロボット開発を行っている会社に電話をして研究に役立つ情報を集めていました。この活動の中でユーシン精機を知りました。話を聞いてみるとユーシン精機のロボットは直交型で複雑な動作が可能な、機構的に面白いつくりをしていることがわかりました。また、お客様の要望に沿った製品を開発するために、ベルトを駆使した技術を使っていたり、他社にはない技術をたくさん使っていることを知り、ユーシン精機に興味を持ちました。

「ユーシン精機のロボットは他社と比べたら高い。でも品質では絶対に負けないので、お客様から信頼を得ている」という話を聞きました。実際、安くないのに世界シェアトップを獲得している点を見て、本当に良いものをつくっているんだなと感じましたし、そういう製品に関わりたいとも思いました。ただ正直なところ、当時はまだユーシン精機以外の会社にも惹かれている部分がありました。この気持ちを人事の方に正直に伝えたところ「決めるまで待っています」と言ってくれました。しかも、もし、ユーシン精機に入社することになったら、こんな仕事があるよ、こんな風に働けるよということを細かく紹介してくれました。入社するかどうかわからない私の気持ちを尊重した上で、優しく対応してくださったことが、入社の決め手になりました。

私は一人暮らしをしているのですが、社会人になると、どんな暮らしが待っているのか、イメージがぼんやりしていました。そんな私の不安を察して人事の方がZoomで女性社員の方と話す機会を設けてくれました。収入と支出についての資料を用意してくれていて、このくらいは毎月貯金できるということまで話してくれました。忙しい中、就活生の不安を解消するために資料まで準備してくださったのを見て『人を大切にする会社なんだ』と感じ、入社を決めました。

古い技術から新しい技術まで、いろんな技術を積極的に取り入れようとする姿勢に惹かれました。それを感じたのは、技術の方との面接でした。「最新技術の○○ってどう思いますか？」と質問をしたところ、ここがいいところ、ここがよくないところ、だからこうやって使うのがいい、という感じの回答をもらえました。使い方まで話してくださるということは、既に新しい技術の調査や検証を行ったということ。技術に対して貪欲なんだと思いました。また、「どんな風に新技術を取り入れているのですか？」という質問に対して「若手の意見を取り入れながら判断している」と回答されました。上からの指示でモノづくりを行うのではなく、良いものを吸い上げる体制が整っていることに共感し、入社しました。

会社説明会で本社を訪れた際に、取出ロボットを見せてもらいました。ただ、僕は情報工学部の出身でしたので、ロボットのことが全く分からなかったのです。先輩や同期もIT系の会社に進む人が多かったですし…。ここでやっていけるのか、少し不安でした。そんな僕の不安に対して「IT企業だけじゃなくて、ここでも学んだことを活かせるよ」と話してもらえたのです。就活の視野が一気に広がった感じでした。IT系の会社に進むと、自分の仕事の成果は画面の中で動くことになるのですが、ユーシン精機であれば、自分の仕事の成果が製品化されますし、開発を進める中でも製品に触れたりできるので感動があるだろうなと思い、入社を決めました。

入社前、職場の雰囲気に不安があったのですが、実際入ってみると上司や先輩は話しやすい方ばかりで、なんでも気軽に相談できています。困ったことがあったら、椅子をくるっと回して、後ろに座っている先輩に話かけることができます。あとから聞いた話ですが、新人の相談をいつでも聞けるように先輩方が席の配置を工夫してくださっていたのだとか。本当にありがたいですね。

社内がキレイ。自分の目線より高い棚がなくて、女性でも荷物の出し入れがしやすいです。空間にゆとりがあるので、のびのび仕事ができます。あとは先輩がとても親切です。私は海外営業部に所属していて、ベトナムにある現地法人の営業支援を行っているのですが、入社当初は本当に何も分からない状態でした。部品の発注があった時の対応や輸出手続きなど、学生時代に学ぶことのなかったことばかり。それでも仕事ができたのは、先輩のサポートのおかげです。「輸出書類はここを確認したらいいよ」「現地の方にはこういったことを確認してね」とわかりやすくポイントを教えてくれました。ここまで手厚くサポートしてくれるとは思っていませんでした。

入社後の集合研修、OJTと研修が充実していた点です。中でも印象的だったのはティーチングというロボットを実際に動かす研修。技術、営業、バックオフィスなど部署に関わりになく参加する研修でした。技術について知ることはもちろん、同期同士のつながりも生まれたと思います。ただ、ここだけの話ですが、研修中にハプニングがありまして。我々の研修の前に、別の研修でロボットが使用されており、通常とは違う組み立てをしていたようで。それを動かしたものですから、ボン！とすごい音と共にロボットが止まりました…。みんな唖然というか、やっちゃった感がすごかったっです。怒られるのかなと思っていたのですが、そんなこともなく、すぐに先輩が直してくれました。ロボットの繊細さや恐ろしさというものも学んだように思います。

いいところかどうかわからないですけど…。私の所属する営業管理部では海外とのやりとりがあります。普段はほとんど日本語で仕事ができるのですが、急な対応の際には現地の人と英語でコミュニケーションを取ることもあります。最初は英語のメールが来るだけでちょっと弱気になってしまっていたのですが、最近は「なんとかなるな」と思っていて。文法としては変かもしれないけど、現地の人が必要としている情報が伝わりさえすれば良いんだと分かりました。英語ができなくても伝えようとする気持ちがあれば、海外とのやりとりができるんだということは働いてみるまで気が付きませんでした。

仕事や人間関係でネガティブな印象はないです。ただ一点だけ、本社の周りにご飯屋さんが少ないことが、ちょっと寂しいなと思います…。

自販機のジュースが定価で販売されていることには、えっ！と思いました。ただ、オフィスには無料で飲めるコーヒーサーバーがあるので、そちらを利用しています。

食堂で鶏うどんを頼んだはずが、わかめうどんが出てきたこと。なんでもその日、鶏うどんが人気で品切れになったらしく、代わりにわかめになったそうです…。逆ならよかったのになあ。

通勤で利用しているバスが、タイミングによってはなかなか来ないこと。多くの方が利用されているバスは本数も多いので困らないみたいですが、私の利用しているバスは遅延も多いため、最近は遅延を見越して出社するようにしています。

一つの製品をつくるために、こんなにも多くの人が関わっているとは思ってもみませんでした。機体をつくるということだけを見ても、いろんな部署があって、さらにそれぞれの担当者がいて、そこに関わる人たちの力がグッと集まって機体になっています。輸出業務などの貿易実務に関しては、主に営業管理部の方が担当されていますし、私が担当している海外営業の仕事では、現地スタッフとの連携も重要になってきます。本当にたくさんの人が関わって、一つの製品が世の中に送り出されていくということは、入社して初めて知りました。

配属です。てっきり開発本部に配属されるとばかり思い込んでいたので、サーバの保守運用や社内システムの管理をするIT推進部に配属されたのには驚きました。配属先の発表の際に、サプライズ人事があると聞かされていたのですが、まさか自分とは思っていませんでした。とはいえ、実際、配属されてみると大学での学びが活かせているので、すごくよかったと思っています。

お客様に長く使っていただくための、品質に対するこだわりです。十数年前に納品したロボットのアップデート依頼に対してもきっちりと向き合うことには、驚きました。身近な例で言うと、十数年前のパソコンに新しいOSを入れたら動かないと思います。これと似たような相談に対しても、なぜ動かないのか、全部しらみつぶしに探して解決策を探っていきます。ユーシン精機の品質はすごいと思いました。

お客様志向に驚きました。毎日いろんな国に向けて、いろんなロボットの内容を記載した輸出用の書類を準備しているのですが、全部、仕様が違うんです。お客様の要望にひとつひとつあわせて、オーダーメイドに近いモノづくりをしているのは本当にすごいと思います。オーダーごとに新しい書類を作成する必要があるので、仕事としては大変なのですが、ものづくりへのこだわりを感じています。