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省エネ型射出成形機用取出ロボットYCシリーズが優秀省エネルギー機器 日本機械工業連合会会長賞を受賞

2013.02.19

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ハートフルテクノロジーを標榜する射出成形機用取出ロボットメーカーの㈱ユーシン精機(社長/小谷眞由美、本社/京都市、資本金/19億8,566万円)はこのほど、一般社団法人日本機械工業連合会の表彰する優秀省エネルギー機器表彰においてプラスチック成形用取出ロボット「YCシリーズ」が日本機械工業連合会会長賞を受賞し、2月8日経団連会館(東京都)にて表彰式が行われました。

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優秀省エネルギー機器表彰は、概ね5年以内に開発された機械類のうち、実用化された産業用の優秀な省エネルギー機器を対象に表彰を行うもので、ここで言う機器は①一般的な概念の機器の他、装置、設備、システム(自然エネルギー、廃棄物、排出物等の未利用資源を利用するものを含む)②省エネルギーに著しく寄与する計器及び、制御システム③産業用の自動車及びエアコンディショナーを含みます。

今回、同賞を受賞した「YCシリーズ」は、CAE(計算機支援技術)による最適設計で、ロボットの可動部質量を133.6kgから99.5kgに25.5%の軽量化を行い、これにより1サイクル当たりの消費電力を420Wから312Wに26%削減しました。さらに、エア消費量削減ツール「ECO吸着」も標準装備し、工場エア消費量を1サイクル当たり19NLから4.8NLまで75%削減しました。また、振動減衰性能を向上させ取出アームの先端の振動を低減させることにより、減衰の待ち時間を72%削減し、成形時のサイクルタイム短縮を実現。生産性向上に大きく貢献しています。YCシリーズは2011年7月から販売を開始以降、約2000台の販売を行っています。

YCシリーズの開発リーダーである、開発本部 機械開発課責任者 森 隆行は、「今回受賞したYCシリーズは当社が積極的に取り組んでいる最適設計技術*を標準機に展開した初めての機種になります。全社をあげて取り組んできた、省エネ性(軽量化やECO吸着)・経済性(生産性向上)・安全性(予知保全機能等)を評価いただけたのだと思います。今後もユーシン精機として世の中の役に立つ製品を開発できるように挑戦していきたいと思います。」と感想を述べています。

*最適設計は京都大学との共同研究で、2011年度日本機械学会賞(技術)を受賞

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受賞風景

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【関連リンク】

優秀省エネルギー機器表彰制度の概要

表彰機器一覧

【ユーシン精機 広報】
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